第4回

なかなか具体的な方法論が登場しなくてゴメンナサイ(^^;)
方法論はあとでゆっくりお話しますので、この段階ではしっかり考え方を理解してください。
もう少し「考え方」が続きますので、ご辛抱を。

前回は、お客を増やす第一歩として、自分の音楽の「位置」つまり「ポジション」を知るということをお話しました。

自分の音楽のポジションとはを知るためには、まず自分の音楽を客観的に分析する必要があります。

アーティストは誰もが自分の音楽は最高だと思っていますから、(思っていない人はプロには向いていないかもしれませんが。)「ポジションもクソもあるか!」と言われるかもしれません。

ですが、リスナーの側からすると「ポジション」は間違いなく存在します。

リスナーが音楽にお金を払うまでを考えてみましょう。

どこかでその音楽を耳にします。
テレビであったり、ラジオであったり、コンビニであったり、CDショップの試聴コーナーであったり、ライブハウスであったり、ストリートライブの横を通りかかったり・・・生活の中で様々な形で音楽と出会います。

その様々な音楽を意識的・無意識に「ふるい」にかけます。
リスナーがまず最初にかけるのは、「好き」「嫌い」という「ふるい」です。

声が好き、曲が好き、かっこいい、かわいい・・・など、様々なフィルターにかけどこかひっかかるところがあれば、興味を持ってもらえます。

ここで注意してほしいのは、「上手いから好き」にはなかなかならないということです。

上手い下手で音楽を判断するのは、音楽を作っている=ミュージシャン側の話です。
もちろん上手い下手も判断の材料にはなりますが、それだけで「好き」にはなりません。

ですが、「嫌い」もしくは興味がない理由としては「下手だから」というものが存在します。

リスナーは「嫌いじゃない」ものにはお金を払ってくれません。

どこかで耳にして、「好き」になる。
でも生活をしているとほとんどは忘れてしまいます。

でもその中に、なぜか耳に残って離れない、そして、また聴きたいと思う音楽が残ります。

初めて聴いたときに衝撃を受けることもあるでしょう。
その衝撃をまた味わたい、もっと聴きたい!と思ってはじめてサイフから大事なお金を出してくれるのです。

音楽は、トイレットペーパーのように、なくなったらすぐに買わないと困ることもありません。

でもどうしても「もう一回聴きたい!」と思って、電車賃を払ってライブ会場に足を運び、チケット代を払い、CDを買ってくれるのです。

リスナーの日常生活の中の、そのポジションを勝ち取るためには、自分(アーティスト)の音楽のポジションと一致しないといけません。

興味ない−嫌い−好きじゃない−嫌いじゃない−好き−大好き

というポジションがあったとして、最後の「大好き」のポジションを獲得してはじめて「お客さん」になってくれるのです。

さて、リスナーの中の、自分の音楽のポジションを知るには、自分の音楽が、「リスナーにどのように聞こえているか」ということを考える必要があります。



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